~空白の中で起きた出来事~
死んだ猫と同化したソウルジャンクは本来持つはずのない感情を持った。
そのソウルジャンクは自分が生まれた理由を求め、街を彷徨い、少女と出会った。
少女は出会った猫(ソウルジャンク)をチイと呼んだ。
少女は猫に「一緒に居て欲しい」と言って抱き寄せた。
猫の姿をしたソウルジャンクは自分をチイと自覚し、初めて温かさを覚えた。
ある日、アルエルと言う少女はソウルジャンクに攻撃され命を落とす。
猫は死んでいく少女に近づき、その最期を悲しみ、泣いた。
人間だったらこの子を生かす事ができた。人間になってこの子を生かしたい。
猫の形をしたソウルジャンク・チイは人間のアルエルを助ける事を熱望した。
そして、チイはチイ・アルエルとなった。